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もくじ
蔦(つた)で建物緑化がいいとされる理由
手入れがされているツタは室内から見ても癒されますよね。
こんな場所で休日は珈琲でも飲みながら好きな音楽を聴いて本を読む。
想像するだけでも素敵です。
観光名所になるような建物の中には、ツタに囲まれていて素敵なところが沢山あります。
それを見て「蔦で家を覆いたい」と思う人も多いのではないでしょうか。
蔦で家を覆いたい人は、下記のような理想を持っているようです。
- 夏は直射日光を受けないので室内の温度が下がる。
- 冬は中の温度を逃がさないので温かさを保つことができる。
- 見た目に趣があって癒やされる。
たしかに、上記の3点はアイビーのメリットと言えますね。
⇑こちらも素敵な雰囲気の建物です。
自然の力で、電気代が節約できて、植物だから空気もキレイになりそうなイメージですよね?
しか〜し!!自然の力を侮ってはいけません!!??
冒頭でもお話しましたが私の実家はアイビー(蔦)に覆われて大変な事になりました。
そこで、今回は蔦で覆われた家にしたい夢を持っている方の参考にして欲しいと思い、
様々なデメリットをお伝えさせていただきます。
アイビー(蔦)はうっかり植えると危険。建物緑化のデメリット
では、なぜアイビーをうっかり植えると危険なんでしょうか?
掘り下げてお伝えしていきます!
1.全体を覆うようになると、外壁の傷みに気付きにくい。
まだ一部だけだからと油断していると、みるみる面積が増えますので、気になったら迷わず完璧に除去しましょう。
その際、気根もしっかりととりましょう。
気根が残っているとそこからどんどん成長を続けます。
どうしても植えたい場合は取ったアイビーを鉢植えにしておいて、その範囲内で育てるようにしましょう。
左下と、右上がアイビー。
2.外壁や屋根が古くなると、ヒビにツタが入って雨水が室内影響しやすくなる。
その他、外壁材がツタの影響で膨らんだり外壁の劣化を加速させる場合があります。
3.外壁を破損させる。
外壁の下の隙間にツタが入ると、そこから上に伸びていくので、外壁を簡単に壊していきます。
4.アンテナや、換気扇、窓までまるっと覆いつくします。
こうなってくると、いよいよ生活の不自由がでてきます。自分の家ではなく、だんだん「ツタの家」になってきているといえます。
5.エアコン配管や、給湯器のネジ留、コーキングがはがされる。
配管の隙間やコーキングの劣化部分にツタが入り込み、ツタはどんどん成長します。ツタは成長すると太さが4cmほどにまでなると言われていますので、しっかりと固定されている配管も徐々にはがしていってしまいます。
6.枯れ葉による排水溝詰まりを起こす、枯れ葉の処理が大変。
屋上も、庭も、排水溝のお掃除をしっかりしないと排水溝がつまり、水たまりができ、そこから水漏れの原因が発生します。部屋の湿度やカビも心配ですね。
7.花壇の中で植えると、他の植物が駆逐されてしまいます。
どんな場所でも生き抜く、とっても強い繁殖力がありますので、他の子が負けてしまいます。花壇は一面アイビーになってしまうので注意が必要です。
8.害虫の住処になる。
家全体がツタで覆われると、アブラムシ、ゴキブリ、ムカデ、アリ、毛虫、スズメバチなどの害虫が発生し易くなります。
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9.近隣住民に迷惑をかける場合がある。
お隣との境目にアイビーを植えてしまうと大変なことになります。ツタの除去も自分の家だけではすまなくなってしまうので注意が必要です。
10.家まるごとのツタ除去は費用がかかる。
足場を作って除去していくのと、ゴミも相当出ますのでそれなりの費用がかかります。面積にもよりますが、調べてみると安くて5万円~高くて40万円ほどでツタ除去をしてくれる業者さんがいるようです。
しかし、実際はツタをとった後、ツタによってできた外壁の破損や、何よりツタの気根の吸盤のような跡が気になると思います。
気根は高圧洗浄でも落ちないといわれていて、残しておくとそこからまた成長してしまうので、いったん枯れるまで待つことになります。
しかし、枯れても吸盤の跡は消えません。
そうなると外壁の修復、外壁全体を塗り直す等の追加作業が必要になってきますので、さらに費用はかさんでしまいそうです。
実際ツタ除去と外装をセットでしている業者さんが多いようです。
さいごに
私は幼少期に実家が蔦の除去をしたことから、蔦に覆われた家に住みたいとは思わなくなりました。
子供ながら「蔦の除去って大変なんだ。」と記憶に残っているからです。
エイリ
まずは近隣建物に影響のない立地かが問題ですね。
それと、定期的なお手入れ、管理が必要です、
誰かに頼んで定期的にしてもらえる、もしくは自分でやると決めてから建物緑化を始めましょう!
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アイビーは鉢植えで範囲を決めて楽しむには育てるのが楽でかわいいのでおススメです♪
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